一度は使ってもらいたいLogicoolマウスのEasy-Switch機能。予め接続設定をした複数の端末(PCやiPad)の操作をボタン一つで簡単に変更できる。接続以外はメーカー純正のソフトウェアで設定する必要もなく、マウス単独でこの高機能を発揮できるのが強み。
Flowのようなネットワーク環境依存とかが関係ないため、接続さえできれば誰でも使いこなせるシンプルな設計の機能で、要は接続先を切り替えられるボタンの事をEasy-Switchと呼んでいます。Mac、Windows、iPhone、iPadといったように範囲はBluetoothで接続できるか専用レシーバーでの接続で、組み合わせはオールオッケーです。
Easy-Swatichの接続方式
Logicool独自規格のレシーバーとBluetoothが選択できる。
Bluetooth機能がPCになくてもUSBで拡張する路線も検討できる。
UnifyingかLogiBoltと言うLogicool社独自のUSBレシーバーがあり、互換性はなく、両対応といった機種は見かけない。
接続はUSBレシーバーかBluetoothなので、企業PCといったの制限環境でも条件が合う方の接続で高機能マウスを導入できる。この独自規格レシーバーは単独販売もしており、マウス付属分を1つとして、マウスのスペックが3チャンネル対応なら、USBレシーバーを2個を買い足せばBluetoothに依存せずに3チャンネルの接続設定ができる。
マウスと付属以外のレシーバーのペアリングは、専用のLogiOptions+を使うが、設定の時だけお世話になるだけのメーカー純正のフリーウェアなので、そこら辺の公共PCでもセットアップできる。
この独自規格USBレシーバーは紛失しても新規のUSBレシーバーを購入および、マウスとペアリングし直せば、紛失の過去を上書きできる。一般的なマウスと無線USBレシーバーをセット売りしているタイプだとUSBレシーバーを紛失するとマウスごと買い直しになる。
USBレシーバーをPCからPCに差し替えるだけでマウスの操作対象を変更できるため、その時々に使いたいPCデバイスに合わせて物理的に変更できるから目視で操作対象が把握できる。
気楽にレシーバーを入れ替え続けていると、どれが何チャンネルのレシーバーだったのかを忘れてしまうのが欠点。(ナンバリング用シールなんかを貼れば見分けはできる)
他にも汎用にBluetoothレシーバーでも同様に増設ができる。
Easy-Switch対応マウス
M590/585
乾電池式のコンパクトマウス。Unifyingレシーバー対応。
Easy-Switchボタンが中指と人差し指の間にあり、クリックと同じ要領で人差し指でボタンを押すことが多い。
2デバイスまで同時にペアリングができる。
製造停止となったがネットで購入可能。よって、時価になってしまっている。
一番おすすめのマウスで、M590の方が300円ほど高く、クリックが静音になっている点とカラー以外はほぼ同じ。定価相当で発見したら掘り出し物になる。
120gと程よい重さでオーソドックスな形状で手に馴染みやすい。
M750
乾電池式のコンパクトマウス。LogiBoltレシーバー対応。Lサイズもある。
Easy-Switchボタンがマウス背面に位置し、マウスを持ち上げないと切り替えができない。
3デバイスまで同時にペアリングができる。
見た目はM590のボタン配置に似ているが、こっちの機種は「Easy-Switchボタン」が「DPI切り替えボタン」になっている。「DPI切り替えボタン」でPCの作業内容に合わせてマウスカーソルの速度を標準と高速に切り替えができて便利。
107gと軽く、オーソドックスな形状で手に馴染みやすい。
M720r TRIATHLON(トライアスロン)
乾電池式のフルサイズマウス。Unifyingレシーバー対応でM590からの移行ではレシーバーを引き継いで使える。
3デバイスまで同時にペアリングができる。
Easy-Switchボタンが親指の位置にあり、自然な位置な配置にボタンがあるため、切り替えが一番簡単な機種。力んだりした際に不意に親指でEasy-Switch切り替えをしてしまうのが、ボタン配置の立地が良すぎる故の欠点になる。
135gとフルサイズの割には軽く、オーソドックスの形状から少し親指操作を頼るような構造になっている。指が長かったり、手が大きい人なら迷わずオススメ機種です。
MX Anywhere 3/3S(MAC用と無印版がある)
USB-Cで充電式のコンパクトマウス。MAC用(型番MX1700)はBlootooth限定の接続。(MacはLogiBoltを使ったFlowが未対応とかの理由で機能がカットされた版。)
無印(型番MX1800)はLogiBoltにも対応している。色にこだわりが無ければ、無印の方が万能でDPIなども高機能となる分1500円ぐらい高価。Sと書いてある無印版(型番MX1800)はマウスが小さい訳ではない。
Easy-Switchボタンがマウス背面に位置し、マウスを持ち上げないと切り替えができない。
3デバイスまで同時にペアリングができる。
99gと軽量でマウスホイールが金属で高級感があり、オーソドックスな形状をしたフラッグシップモデルになっている。
MX MASTER 3S
USB-Cで充電式のフルサイズマウス?LogiBoltレシーバー対応。
Easy-Switchボタンがマウス背面に位置し、マウスを持ち上げないと切り替えができない。
3デバイスまで同時にペアリングができる。
親指でサイドスクロールしたりと親指で操作する幅が広がったマウス。M720に近いデザインになっているが、Easy-Switchは底面にある。
141gとハイエンドマウスらしく、重すぎずゴッツすぎずにコンパクトに機能をなるべく詰め込まれている。
Ergoシリーズ:MX, LIFTシリーズ
USB-Cで充電式のエルゴマウス。LIFTシリーズはLogiBolt、MXシリーズはUnifyingに対応している。
LIFTシリーズはEasy-Switchボタンがマウス背面に位置し、マウスを持ち上げないと切り替えができない。
MX ERGOはEasy-Switchボタンが中指と人差し指の間にあり、クリックと同じ要領で人差し指でボタンを押すことが多い。
LIFTシリーズのVERTICALは高さがあり、手の大きい人向けという感じで、役割わけがされている。
エルゴマウスは特殊な形状と操作性ゆえに人の手を選ぶので、自分にあったマウスを発見できたらラッキーですね。個人的には理想的な構造が全部乗せしたMX ERGOが好きですが、オーソドックからかけ離れた構造は慣れに練習が必要なので断念しました。限られたPCだけで作業する人にはERGOに身体を順応させてでも使いこなす価値があります。
金属プレートのオプションを装着したMX ERGOは259gになり、マウスというかトラックボールをメインとしたガジェットになる。Easy-Swtichの位置も使いやすく、トラックボールで手元も動かないので、接続切り替えも大したモーションなしに使えるため、操作者が魔法使いみたいに見える。
Easy-Switch対応マウスのまとめとランキング
全9種類を紹介してきましたが、M590が殿堂入り状態で、廃盤であるのにも関わらず価格が高騰してネット販売で出回っている人気っぷりです。定価は3000円前後だったのですが、オーソドックスな形状に押しやすいEasy-Swtichボタンと大化けしたミドルレンジマウスです。
他のマウスはEasy-Switchボタンで操作PCを切り替えたくともマウスを持ち上げる一手間が発生する設計が多く、勿体無い配置の印象です。FLOWを使ってもらいたいのでしょうが、ネットワークやPCの互換だったりと環境依存の機能であるため、不便な場合がある。
MX ERGO、M720はEasy-Switchが一等地にボタンが配置されており、手の大きめの人は抜け駆けして優秀マウスを操作できるようなラインナップとなっています。
Easy-Switchオススメランキングは
1位:M590
2位:M720 トライアスロン
3位:MX ERGO
といった感じになります。
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