Wi-Fiルーター(AP)を買う際に、3LDK用とか4LDK用とか参考にしますが、案外参考にならない。マンションの構造も一軒家の構造もそれぞれ違う上に、家電の配置次第で電波環境も違ってくる。それ故に、ここら辺だけ電波が弱いというエリアがどうしても発生してしまいしまいます。
以前に電波環境は改善するためにルーターの位置を何度もカスタムして移動を繰り返しました。
電波環境の調査にはルンバのアプリを使用しました。(マッピング機能対応の機種は掃除範囲や汚れ具合、電波までもを記録・マッピングします)
このアプリを参考にBaffaloの中継器WEX-1166DHPSの効果を確認してみました。
リビングのキッチンカウンターに置いた場合
こんな感じで、一等地を占有してしまうため邪魔です。勿論リビング周囲の電波環境は快適になりますが、
緑が電波強度が強いエリアで、白くなると弱くなるカラーです。青丸がルーターです。
寝室付近では電波が届かずに、寝る前などにスマホが操作できません。
ルンバの動作は世帯全域を掃除してくれるものの、スマホなどの端末操作が不便です。
ルーターの玄関の下駄箱上に設置した場合
すっきりと隠ぺいができて見た目は完璧、ただし、LANの配線を理解して組み替えないと、幹線(マンションの世帯に割り当てられる親のケーブル)を理解しないとループ現象が発生して、自宅マンション内のLANがぐちゃぐちゃになりますので注意。
この状態でルンバさんを起動させて、アプリで電波環境を調査すると、やっぱり、リビングと立場が逆転しました。
リビングに緑の電波強度エリアが放射状に減っているのがよくわかります。
この時は何とかルンバのホームに帰宅できたものの、そのごはほぼルンバが正常終了できずに迷子になってしまいました。
良いとこどりをするために中継器
僕の自宅マンションの場合はルーター1台では電波が全域に達することができないと理解しました。
ルンバのアプリって便利ですね。
そこで、ルーターは玄関に置きっぱなしがいいけれど、リビングが不便。ルンバも不機嫌。
そこで、中間地点に中継器を設置してみました。
場所は、廊下に余っていた謎のコンセント。
親機のルーターからは約5メートルぐらいです。位置的にはリビングドア手前。
この位置で、リビングまでどの程度中継してくれるのでしょうか。
設置は簡単でWPSボタンを親機と子機でそれぞれ押すだけでリンクができます。
機種はBaffaloで親機と揃えて、5GHz帯対応で自動機能で2.4GHz帯にも対応WEX-1166DHPSをチョイスしました。大半の家電は2.4GHz対応なので、両方の帯域に適応できる機種がいいです。特に、今回活躍しているルンバも2.4GHz対応がメインです。上位機種になると、5GHzにも対応することが公式サイトに記載されています。
今回の中継器の最新機種はWEX-1166DHPS2ですが、機能に大差はないので、安いほうでよさそうです。
Wifi6対応とかが発売すれば、そっちが買いでしょうが、2022年現在ではこのコンパクトタイプの中継器にはWifi5までしか対応していません。スマホやPCなんかはWifi6対応が普及していますので、そろそろ新型が出そうです。
この中継器WEX-1166DHPSを設置した結果、
劇的な改善をしました。赤丸で表示した位置が親ルーターで、青丸が中継器のWEX-1166DHPSです。
やはり、部屋の隅っこには少し電波が弱そうな領域が緑カラーでルンバのアプリが表示してくれています。
この状態でBaffaloの診断機能(Station Radarというアプリ)で確認すると
iPhone13miniからの確認で参考値ではこのくらい表示されれば、設置良好なようです。
表示は理論値で、実際の端末ではこんな速度は出ません。
中継器設置のまとめ
買ってよかった。場所も取らずに、設定も簡単。図からもお分かりになるように世帯全体の電波環境が明らかに改善された。
一つ不満は真面目に通信速度を測定してしまうと、5GHz帯でのベストスコアは少し遅くなった気がする。その分は電波が安定しているので差し引きでプラスというところでしょうか。
この中継器の注意点としてはファームウェアが自動でアップデートされないため、手動でStation Radarのアプリを経由して設定を変更する必要があります。UPnPを使用するアプリなんかがバグるため、設置後すぐに2022年最新のv1.05にアップデートをおすすめします。(ネットワークテレビチューナのNasneとかXitとかのアプリがバグります)
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