無線でマウスやキーボードを接続したいのに。。。PCがBluetoothに対応しない。そんな貴方に朗報です。たった1000円程度で簡単にBluetooth対応PCにカスタマイズできます。
今回の実験機TP-LinkのUB5AってコンパクトUSB形式のBluetoothレシーバーを使って、Bluetooth非対応のワークステーションをBluetooth対応にカスタマイズしていこうと思います。というても、インストール作業は5分程度で終わります。
Bluetooth USBレシーバー選び
USBレシーバーのメーカーはELECOM、バッファロ、サンワサプライ、IODATA、TP-Linkといったよく聞くメーカーや、大陸産の全然知らないメーカーまであります。センシティブになると、熱暴走とかされてPC筐体に影響が出る、とか、変なマルウェイが仕込間れていたりとか、変な妄想が始まってしまうので、無難に聞いたことのあるメーカーを選ぶようにしています。
ここではマウスやキーボードやヘッドホンといった何でもいいのでBluetooth接続したいアクセサリを一色単にガジェットと呼ぶことにします。ガジェットに合わせてUSBレシーバーのBluetoothのバージョンも良くしておきたいのですが、2023年現在に探す限り、上記のメーカーだとバージョン5.0が上限となります。
バージョン5.1から指向性が組み込まれて、理論上は安定感が向上しているのですが、ないものはないということで割り切ります。バージョン5.0で選べば無難なスペックもくっついてくると思います。
古いバージョンを選べばインストールDiskが付いていたりするので初心者に優しいかもしれないのですが、あらゆる面で割高になるので釣られないように我慢しましょう。
予算は1000円前後、今回はTP-LinkのUB5Aを使います。(UB500と実質同じなので安い方がお勧め)
対応OSはMacは皆無(存在しない)なので無駄に探さないこと。
Bluetooth USBレシーバーが必要になる環境
Windowsなら「設定」>「デバイス」>「Bluetoothとその他のデバイス」画面で、
On/Off表示がでないPC。または「デバイスマネジャー」でBluetoothが表示されないPCが該当する。
オフィス用のHPやLenovoのワークステーションやPCの筐体タイプだとBluetoothオプションが外したまま大量供給する事が多いです。供給される時点でコストカットがされているテンプレは、経営者には得しかない。インフラ管理者なんかが、PC構成のカスタマイズに口を出せれば普通に組み込まれるのですが、販売側も安くするために、詳しくない経営側に最安値を提示して納品してるって流れです。
さらに同時にWifiのオプションにコストカットされている有線じゃないと何もできないPCってのも良くある。セキュリティの問題でオフライン環境(インターネット接続無し)が強制されているなら仕方ないとして。これらに対してコードレスに無線で快適に使いたいと抗うかは自分次第です。
ネットでドライバー不要とかの記載(妄言)を見かけるが、そんなのは嘘で、Windows8.0以上だと自動インストールされるってだけです。しかもインターネット接続時に限定されます。よって、オフラインのPCは手動でドライバーをインストールする必要があります。
ドライバーの入手方法(ダウンロード)
今回のだとUB5A用のリンクがこちら
UB500がこちら
例によって悪意のある偽サイトでマルウェイとか引っかからないように、この手のソフトのダウンロードは最新の注意を払いましょう。できれば公式サイトから直接リンクを見つけるのがベストです。
USBレシーバーのドライバーの設定(インストール)
試しにUSBレシーバーを接続し、「デバイスマネジャー」や「設定」画面からBluetoothのステータスを確認すると、ドライバーインストールが完了する前に既に、それっぽいONアイコンが出現しているけど、この状態だとまだ使えない。(インターネットがある環境ならPC再起動するぐらいでドライバのインストールが終わる。)
インストール後にまた確認するが、ドライバーがインストールできていると4行目がTP Linkなんとかの記載に変わる。
今回はオフライン環境を想定し、手動でTP-Linkのサイトからダウンロードしたzipファイルを解凍して、フォルダの中から「setup.exe」を探してダブルクリック、して進めていく。
あとは指示にしてがって進んでいく。次へ。
次へ、で進んでいくだけ。
少し待つ。
この段階で「デバイスマネジャー」のBluetooth の4行目がTP-Link Bluetooth….と変わっているのであと少し。
完了ボタンを押して再起動と進みます。
PCのドライバ更新なので、起動画面にて見慣れない表示で少し時間がかかる。
起動後、デバイスマネジャーは勿論、TP-Link USBを認識。(Bluetoothの4行目)
「設定」の「デバイス」の画面でBluetoothがオンにできるようになっている。(青いスイッチ)
ドライバーのインストール自体はここまで。
あとはガジェットとペアリングするだけ。
その上のBlutooth又はその他のデバイスを追加するの+を選ぶとペアリングモード中のデバイス(ガジェット)が表示される。大体、Bluetoothガジェットのボタンを長押しするとペアリングモードになる。
これで設定終了。
マウス、キーボード、ヘッドホン、iPhone、スピーカーとなんでも接続できるようになります。
応用:PCのBluetoothバージョンが古い場合
そもそもPCにBluetoothオプションが付いていて使えるけど、バージョン3.0とかで不安定とか不満な場合でも、今回の外付けUSBレシーバーを買い足す方法でバージョンアップが有効です。
Windowsであれば、USBレシーバーを挿して、PCのBluetoothをOFFにして、再度ONして再起動(インターネットに接続していれば)をするとBIASの設定にもよりますが、USBレシーバーのドライバーが優先的に認識されてUSBのバージョン5.0が使えます。
この時、PCと接続済みだったガジェットとのペアリングをPC上の操作で一旦接続を解除する必要があります。それから再接続(ペアリング)すると晴れて接続の安定するバージョン5.0での接続にバージョンアップです。
なお、Macの場合は非対応です。
応用:LogicoolのUnifyingレシーバーのような電波干渉対策
UnifyingレシーバーがUSB3.0端子と電波干渉を起こしやすく、例えばマウス操作がカクツクというか不安定というか、使い物にならない状態をために経験する。TP-LinkのBluetoothレシーバーなんかで代用すると解決する事がある。レシーバーをUSB2.0端子に移せても隣にUSB3.0
同じ2.4GHzではあるけど、若干の規格の違いが功を奏すようでコレだけで正常に稼働するようになったりする。
応用:KVMにUSBレシーバーを接続した場合
KVM経由でも操作コンソールでUSB1つにまとめる事ができる。ただし、LogicoolのEasy-Switchみたいなマルチタスクマウスやキーボードが必要で、対応するKVMの接続先ごとでコンソールのチャンネルも変える必要があり、少し不便である。
今回のTP-Link USBは7チャンネル対応なので、「PC?番-USBレシーバー-ガジェット?番」を7セット組める。
最近はBluetooth対応キーボードは人気ブランドが多く出しているため、好きなブランドキーボードを使うためには大いに有りです。
ある意味KVMが不要な路線でもあるので予算をカットして、1グレード上のディスプレイに投資するのもいい。
まとめ
Bluetoothの導入で配線で散らかったデスクがスッキリです。
FILCOやHHKBといった高級キーボードもコレで無線接続する事ができました。
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