IPv6という通信プロトコルの出現から20以上経過したのにも関わらず、なかなか普及していません。僕は引っ越して3か月、日々生活環境を強化しております。ついにIPv6に着手することにしました。
IPv6はIPv4(現在の主流の通信プロトコル)の後継と言われておきながらも世間では違います。僕は学校でも研究所でも会社でもIPv4に接続しておくよう指示されてきました。僕は新築マンションというやりたい放題という遊び場を手にしたので、ついにIPv6への道が開かれました。まずは、
「あなたのIPv6をテストしましょう。」という通信評価サイト接続状況の確認をおすすめします。
IPv4とIPv6の違い
後継とされておきながらもIPv4とIPv6には互換がありません。
これが今まで、IPv6の存在が20年以上も学校でも会社でも存在を否定されてきた理由です。
そもそもIPv6が生まれた理由は、IPv4だとIPの数が有限なため、端末が増え続けるこの世の中ではいつかはIPが枯渇するという問題への対応です。
厳密な説明をするサイトは他にもあるため、ここからはフロアマスター流の説明に切り替えます。
IPとは実次元では住所のようなもので、一戸建てやらマンションのような感じです。現代マンションのようにタワマンやらで部屋数を稼いで住所を増やしている状況がIPv4で行われています。
ご存知の通り首都圏の敷地不足で新築マンション数が減少していることと同じ状況なのでIPv6という逃げ道が出来上がりました。
もっとマクロに表現を続けると、首都圏のリーマンは出勤するための電車や道路を使います。、特に電車利用者が多く、通勤時間帯の込み具合がクレイジーです。これが、IPv4の現在の通信状況です。
一方、IPv6はヘリコプター(速度は自動車なみ)で通勤するようなもんなので、空を最短距離で移動できる上に満席もない快適通勤になるというプロトコルです。
しかし、前述の通りに互換性がなく、通勤先のサイトにヘリポートがないと着地(出勤)ができないため、皆は諦めて、電車を利用し続けている現状です。
ところが、実は電車とヘリを組み合わせるフリーパスが販売されているのは皆が気づいていないのです。
PPPoEとIPoEの違い
PPPoEとIPoEの違いはトンネルを通るか通らないかのネットの接続方式のことです。
PPPoEはトンネルを通らないと、出勤できない条件みたいなものです。首都圏にトンネルはなかなかないので、地下鉄ってことにしておきましょうか。
対してIPoEは地下鉄(トンネル)なんぞ通らずに直接会社に出勤できる。正に自然な出勤経路です。
IPv6はIPoEと組み合わせて効果を発揮します。PPPoEを使うとヘリコプターで地下鉄(トンネル)を経由するなんて馬鹿げた通勤経路になるため、無駄に出勤にテクニックが必要になり本末転倒になるます。
IPoEの方がいいに決まってるのに今までは皆がわざわざトンネルを通って出勤をしているのが、現在のリーマン(IPv4の通信プロトコル)になります。
IPv6に接続できる条件
普及してないわりに簡単です。
- IPv6に対応する接続端末、iPhoneなど
- IPv6に対応するルーター
- IPv6に対応するプロバイダーに契約
- 閲覧サイトがIPv6に対応
案外条件が少ない。
例えば、iPhoneからHuluを自宅から閲覧するときに、上の条件を満たしていれば無事にIPv6での接続が完成します。
スマホはよほど古い機種を使用していなければIPv6に対応しています。目安は2016以降かな?
閲覧サイトであるFacebookやHuluといったメジャーサイトではIPv6に99%対応できているらしいので、ヘリポートがあります。ヘリコプターが使えるのに出勤にワザワザ電車を使う必要があるのだろうか?
ないでしょう。
もしくは現代的に会社=家のテレワーク状態とも表現できますが、やや短絡的過ぎるか。
IPv6に対応するルーター
自宅のヘリポートみたいなものです。
ここで重要なヘリポート機能は「IPv4 over IPv6」です。
IPv6に固執すると、風が強くてヘリコプターが飛べませんなんてことが起こりえて出勤ができません。(通信できない。)
そこで、できればヘリコプター優先だけど電車でも出勤できるように仕込んだヘリポートが「IPv4 over IPv6」です。
これが、ようやく互換無しIPvの障壁を打ち砕いたIPv6への技術です。
2019年以後に発売されたルーターなら大体ついている機能です。
2015年以前だと付いていないことが多い様子です。
例えば、バッファローの1万円前後の機種ならWSR-2533DHPL2が対応でもWSR-2533DHPL-Cでは対応ではありません。ここら辺がIPv6対応の節目時期だと思います。
IPv4環境でWSR-2533DHPL2を使った設置場所や通信速度の実験も試みたことがあります。
マンションタイプ回線でIPv6の威力を発揮
マンションの地味な欠点は敷地からの脱出に時間がかかります。出勤時間帯は通学時間ともかぶるとエレベーター待ちやらで更に待ち時間が増えていきます。(インターネットの通信でいえば、夜なんかのコアタイムに通信が集中して回線速度が遅くなる感じ)
それが、バルコニーからヘリコプターで出勤できるようになるなんて夢のようじゃないですか?
とりあえす自宅のヘリポートからヘリコプターで出勤に都合よさそうな場所で着地することができます。(コアタイムなんかのインターネット回線の混雑を回避できる。)
ちなみにヘリコプター(IPv6)が普及しすぎると、空が混むので、快適感は下がっていきます。
回線よりも純粋に電波強度を上げて環境を強化するのも一つの手です。中継器を使った電波拡張を実験したこともあります。
IPv6に対応するプロバイダー
プロバイダーはフリーパスを発行するところです。(IPv6対応のプロバイダー)
フリーパスがないとヘリコプターも電車も乗り放題になりません。
もちろん有料です。一軒家の方が高い傾向があり、マンションタイプの方が安い傾向があります。
ざっくり月額5000円ぐらい。
我が家のIPv6への挑戦結果。
一通り条件を整えていざテスト!
プロバイダーではじかれました。
我が家はIPv6に非対応でした。こんなに詳しくなったのに。。。。
フリーパスの販売予定はない(IPv6に対応予定はない)と電話で問い合わせてわかっちゃいました。
ちなみにプロバイダーはサイバーホーム(ファミリーネットジャパン)です。
大規模マンションの強みであるネット代金が月額500円足らずで爆安回線なのに爆速なので満足はしているのですが、夢のIPv6への道は絶たれました。
「テスト」でのIPv6の詳細表示をクリックしてもわかる通り、プロバイダが原因であることが多いんですと。最大のハードルはプロバイダーでした。
IPv6をあきらめた場合
要は通信の安定と速度を求めてIPv6というプロトコルを検討したのですが、無理な環境では無理なのでプロバイダが改善するまで待機です。
しかもIPv6は大半のプロバイダでオプションとなるため、追加料金も発生するかもしれません。
ということで、代案です。
2022年ではようやくWi-Fi 6の規格に対応したAP(ルーター)がお安くなりはじめ、端末側(iPhoneやらPC)も対応がほとんどです。APの寿命なんぞ約4~6年と言われており、とっとと買い替える!なんて発想にたどり着きます。
候補としては縦型のWSR-5400AX6Sなんかが2.4Ghz帯もWifi6に対応するため、コスパがよさそう。
もう少し欲張ってしまうと、電波強度も潤沢で、USB端子付きでNASにも進化できてしまうWXR-5700AX7Sなんかが魅力的です。
ここまでのレベルになると価格差は5000円と大した悩みにはならない。
問題は置くスペースでしょう。アンテナがでかい!!
前にもブログにした玄関の下駄箱の中に隠す作戦に収まるならば、思い切ってWXR-5700AX7Sに一択でしょう。
屋内のインフラ(Wifi)の進歩と屋外のインフラ(IPv6みたいな通信プロトコル)が日進月歩であるので、視野を広く知識習得と技術運用のアップデートを繰り返してほぼ未来人を目指したいです。。
まあ次はWifi6E(2022/9承認、これは6GHz帯の拡張で速度重視というよりかは現代電波との干渉を避けた安定性向上の革新)とWifi7(2026開発予定)も控えていますがね。。。
規格的に上位製品にこだわらず、電波強度を生活範囲に巡らせるって思考も大切です。
コメント
[…] […]
記事、参考になります。
うちもサーバーホームでIPv4なのですが非常に速いです。
当初、IPv6接続してると思っていましたがIPv4でも充分な速さで満足してます。