いろいろありまして築40年のマンションを選びました、って人は多いはずです。
新築マンションは高すぎるので中古マンション分譲を検討してみたり、投資用に中古マンション購入を検討する人は多いです。できれば新築・築浅と賃貸であろうとも誰もが思いますが、リノベーションした築40年マンションは外見がキレイで落とし穴がありました。水漏れ事件です。
どおりで安いわけさ!
築40年マンションに訪れた事件
これは築39年の分譲賃貸マンションに住む職場の友人から聞いた話です。
いつも休憩時間に遊びの来る友人が来ない。「今日休みます」って、良くある話ですが、後日にマンションの配管が水漏れをして、大変だったと聞きました。
その時知ったのですが、下の階にテナントが入っていて水漏れがテナントにも被害が出てしまったとのこと。システムがダウンしたとか大規模な事件が起きておりました。、低層階にすんでいた友人は割と金持ちなのですが、利便性の高い低層階好きだったのです。
わかります!僕も低層階好きです。マンションから出るのに時間がかからないし、エレベーター待ちも無視出来たりできますからね。そんな話をしていると謎の電話が来ました。
管理会社からの修理の日程調整依頼でした。もちろん平日希望でした。
分譲賃貸なのにオーナーじゃなくてなんで借主に電話が来るのだろうと、どうやら、大規模リフォームをするために家具などの荷物を移動しないといけないみたいです。
また来週休む羽目になりそうな友人、ところで風呂は?
SPA(銭湯)に通っている。とのことです。立地が良いマンションなので周囲にはなんでもあり、SPAまでは200mと羨ましい環境ですが、めんどくさいの極みですね。
しかも、立地が良いだけにSPA代は2500円と高額!
管理会社か分譲オーナーから保証はでるのでしょうか?
友人はそんな生活を2週間以上続けているそうです。しかも配管の修理を想定した構造のマンションでないため、修理の目途は未だに立っていないという事でした。
築40年マンション恐ろしいです。
安さも交通も魅力の中古マンションでしたが、友人は同じマンションの分譲購入を検討していましたが、一転して購入を断念していました。
テナントが下の階にある場合
つまり、低層階で比較的に安価な部屋をチョイスしたにも関わらず、下のテナント次第では相当な被害額が出てきます。
なかには利便性で低層階を選ぶ人もいますが、必ず水漏れ保険と点検、配管の改修は徹底しないと後々に痛い目を見ます。
水漏れ保険までケッチってしまったら完全に自滅するしょう。
家主の被害
時間拘束、立ち合い、呼び出しです。
しかも管理会社はしきりに平日を希望してきますので、仕事の調整も難航してメンタルダメージは甚大です。
金銭的には保険次第では賄えることが多いのですが、時間が吸い取られます。
築40年の安さは魅力
築40年でも駅から近い分譲であっても5000万円なんかはよくあります。周辺の新築が8000万円以上なのにもかかわらず。。。
築年数にこだわらなければ価格が圧倒的に魅力で、交通能力も最強クラスを購入できます。
フルリノベーションがなされていることが多く、内装は現代的にコストカットされた新築マンションよりもビューティフルなこともあります。
外見は良いが、内面は別の話ですがね。
築年数ごとで配管の構造が変わる
そもそも配管の交換を前提としていない構造のマンションなんかあるのだろうか?
あるみたいです。
建ぺい率が変わった時代は1997年です。ゆわゆるタワマンが出現しだした時期です。
この1997年までに多かったマンションは地下床式という構造が多いです。マンションの総高さに対する部屋数を増やすために床下にスペースを作らず、配管がコンクリートの中に埋め込まれている事があるのです。
対して、建ぺい率緩和後にマンションの高さ制限が緩くなっていった結果、新築・築浅に多い二重床工法であることが多いので配管整備に関しては安心です。配管が土台と内装との間で作業スペースが確保されているので、老朽化したとしてもリフォームの時に二重床の効果を発揮するメリットがあります。
リノベーションの築40年マンションを購入する際は配管構造を要確認ってことです。
水道配管破壊 水漏れ事故の被害額
火災保険の水漏れオプション次第ですが、下の階の住民の所有物次第です。僕の友人は下の階が金融系のテナントとなっておりましたので相当額だったと思います。
低層階で下がテナントというデメリットの新たな発見でした。
保険で賄えても被害は手間でしょうか。
水道配管交換の費用
地下床式の構造になると管理会社が絡む必要も出てきます。マンション内の構造そのものも改修工事したりと、配管工事は大規模になっていきます。
ざっと300万円くらいは見ておいたほうがよさそうです。しかも工事が大規模なだけに立ち会いなどなどの家主の手間も時間も削られます。
対して新築マンションに多い二重床は交換前提な上にそもそも材質が、「塩ビ」「ステンレス」といったように寿命が長めです。50~100万円もあれば、整備ができてしまいます。
配管不具合 築年数マンションのまとめ
新築であろうと、中古であろうと、つかむ物件しだいでは将来的な費用は結局変わらないと思い知らされました。
僕は高額でも新築マンションを選んで正解だったと思った話でした。
築40年マンションが通りで安いわけですわ。
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